シマジリスミレ(島尻菫)
Viola okinawaensis
沖縄県 2000. 1. 28 沖縄県 2004.
2. 8
シマジリスミレ(タチツボスミレ類 エゾノタチツボスミレ、アイヌタチツボスミレの近縁種とする意見がある。) 【特 徴】 草丈5〜10pの常緑の多年草である。有茎種で、葉は多数付き、長さ1〜2.5cm、幅1〜2cmの心形である。葉質はオキナワスミレと比較して薄く、濃緑色〜緑色で光沢があり、卵形、心臓形〜円状心臓形である。基部は心脚で側辺部が重なって巻き込んでいるものが多く、無毛である。托葉は櫛の歯状である。花は直径1〜1.3pで淡紫色で、中心は濃紫色が基本であるが、白色に近い個体もある。柱頭に突起毛があり、側弁は短毛がある。距の末端中央には、張り合わせたような溝がある。 【分 布】 沖縄県(固有) 限定された場所に分布し、個体数は少ない 【生育地】 内陸部の切り立った石灰岩のやや日陰の壁の窪や割れ目に生える 【花 期】 2〜4月 【カテゴリー】 絶滅危惧IB類(EN) |