シノブ科 シノブ属

シノブ

Davallia mariesii

シノブ   シノブ
2012.10.06 国頭村


シノブ
2012.10.06 国頭村


シノブ
2012.10.06 国頭村


シノブ
2012.10.06 国頭村


シノブ
2019.10.05 国頭村



森林内の樹木の樹皮上や岩上に生育する着生植物である。茎は太くて長く伸び、表面には褐色の鱗片が一面にはえる。茎は樹皮に根で張りつき、枝分かれしながら樹皮の上をはい回る。よく育てば、木の幹の回り一面に広がって葉をつける。葉は3〜4回羽状複生で、全体としては卵形になる。小葉は先がやや細い楕円形で厚みのある葉質をしている。小葉の裏面には、小葉全体より一回り小さい胞子嚢群があり、包膜に包まれて、全体としてはコップ型で、先端の方に口が開いている。葉は冬に落ちる落葉性。南西諸島のものは常緑。
北海道の一部から沖縄にかけて、国外では朝鮮南部、中国、台湾に分布する。