岩上や樹冠などに生える草丈20〜40p程の常緑性シダ。茎は地下茎と地上茎からなる。主軸の細長い茎が地表を這い、そこから枝分かれをした茎が地上に伸びる。葉は細かな鱗片状。地上茎は3〜4回羽状に分岐し、長卵形の葉身状に広がる。葉は茎の表面一面に着いている鱗片状の黄緑色で、葉状枝は集まらずに開き、垂れ下がる。葉身状の部分では、本当の葉は二形に分かれる。背葉はやや細くて茎の背面を覆い、腹葉はやや幅広く、茎に対して大きい角度で出る。胞子嚢は小枝の先端に集まり、胞子葉が密に集まって胞子葉穂を作る。胞子葉穂は四角柱状。 |