メシダ科 ノコギリシダ属

ハンコクシダ(ハンコックシダ)

Diplazium pullingeri

ハマハナヤスリ   ハマハナヤスリ
2018.12.16 国頭村


ハマハナヤスリ   ハマハナヤスリ
2018.12.16 国頭村



 山地の暗い林床に生える常緑の多年草。根茎は短く、斜上する。葉は1回羽状で、葉柄は緑色で基部は褐色、長さ10〜25cm。葉全体に茶色の毛が多い。葉身は単羽状で頂羽片はなく、25〜40cm。羽片は上に行くほど小さくなる。側羽片は線形で鎌状に曲がり、無柄で基部は耳状に尖る。胞子嚢群は羽片の中肋に接してつき、包膜は線形で褐色。
分布は屋久島以南〜沖縄島、久米島、石垣島、西表島、台湾、中国、ベトナム
和名は、このシダを発見したハンコックにちなんで付けられた。
絶滅危惧U類