【特 徴】樹高10〜15m程になる落葉高木。太い枝が斜めに伸びて逆三角形の樹形になる。葉は、長さ25p程の2回偶数羽状複葉で、羽片は対生し、羽片には4〜8対の小葉が対生して付く。小葉は無毛の卵状楕円形〜倒卵形で、先端が円く、長さ2〜4cm、幅1〜2cm程。裏面は緑白色を帯びる。雌雄同株。花は、枝の先に10〜20個の花が頭状に集まり、円錐状の花序を作る。花の色は雄しべの色で、淡紅色〜桃紅色。柄があり、5枚の花弁が合着して筒状の花冠になり、多数の長い糸状の雄しべと1本の雌しべとが花冠から跳び出す。花は夕方から開く。果実は豆果で、広線形の扁平。十数個の種子が入る。秋に黄褐色に熟すと裂開して種子を出す。 【生育環境】海岸線に近い低地 【分 布】沖縄島、石垣島、内離島、嘉弥真島、小浜島、西表島、台湾、タイ、マレーシア、ミクロネシア、カロリン、ニューヘブリデス、オーストラリア北部 沖縄島では北部の海岸付近に数本生えているのみ 【開花時期】5〜8月 【カテゴリ-】絶滅危惧TB類 |