ヒルギ科 ヤエヤマヒルギ属

ヤエヤマヒルギ(八重山漂木)

Rhizophora mucronata

ヤエヤマヒルギ  ヤエヤマヒルギ
2007.02.17 西表島                                  2008.11.13西表島

ヤエヤマヒルギ  ヤエヤマヒルギ
2013.07.29 西表島


【特  徴】高さ8〜10mになる常緑高木。幹の下から弓なりの呼吸根を多数出す。この呼吸根は、幹の下部から斜め下に向かって出て、枝分かれしながら泥に入り込み幹を支えているようにも見えるので、支柱根と呼ぶこともある。葉は厚い革質で滑らか、全体は楕円形で、先端にとがった突起があるのが特徴。葉の裏側には無数の小さい黒点がある。花は腋生の集散花序で花弁は4枚で白く、萼片は4枚で、萼片の先は裂けており、形状は三角形である。花の後、果実は卵形で、萼片が付かない。果実の先端から長さ20〜50cmある棍棒状の胎生種子の根が伸びる。成熟した胎生種子は、落下して、泥土に突き刺さり、成長を続ける。また、海流に乗って移動し、海流散布により分布を広げる。  
 別名 オオバヒルギ シロバナヒルギ

【生育環境】浅海の泥土上
【分  布】南西諸島、東南アジア、オーストラリア、東アフリカ
【開花時期】2〜7月
【カテゴリ-】