セリ科 ツボクサ属

ツボクサ(壺草)

Centella asiatica

ツボクサ ツボクサ
2012.05.03 宜野湾市


【特  徴】草丈10〜15p程の多年草。茎は地を這い、節から根を出して増える。葉は根生し、直径2〜5cmの腎円形で、基部は心形。縁には浅い鋸歯がある。葉柄の基部は鞘状になる。葉の基部から短い柄のある小さい散形花序を出し、淡紫色を帯びた小さい花を数個付ける。この花序の大きさは、長い方が3mm程。5枚の花弁、5本の雄しべ、2本の花柱があり、子房は下位で、左右から扁圧された球形で緑色の果実を付け、熟すと2分果に分かれる。
 葉の形がカキドオシに似るが、ツボクサは茎が丸く、毛が少ない。
 食用にするほか、民間では全草を採取し、煎じた液で皮膚のただれ、湿疹などに外用する。

【生育環境】道端、庭、野原、林内
【分  布】関東地方〜九州、琉球列島、中国、東南アジア
【開花時期】5〜8月
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