ミカン科 サンショウ属

テリバザンショウ(照葉山椒)

Zanthoxylum nitidum

テリバザンショウ テリバザンショウ
2012.02.05 西表島

テリバザンショウ テリバザンショウ
2012.02.05 西表島

テリバザンショウ
2014.07.25 西表島


【特  徴】常緑の有刺藤本。若い個体には主脈上に鋭い刺がある。幹は太くなると恐竜のような凸凹が沢山付く。枝は無毛で、1〜3oの下曲した鋭い棘がある。葉は互生し、9〜23pの奇数羽状複葉。小葉は3〜7枚、5〜9pの卵状楕円形で、長さ5〜9p。鈍い鋸歯があり、基部は円形。葉軸に狭い翼があり、両面無毛の革質で光沢がある。葉軸や裏面主脈上に鋭い棘がある。雌雄異株。葉腋から花序を出し、総状花序に小花を多数付ける。花序は無毛。花弁は4枚で、淡黄色。雄花は雄しべが1個で、退化した雌しべがある。雌花は3〜4個の雄しべと雌しべが1個ある。果実は楕円状球形で、3〜4個の分果からなり、分果は球形の径約5oで黒色。

【生育環境】低山地の林内、林縁
【分  布】久米島、石垣島、西表島、与那国島、台湾、中国南部、東南アジア、オーストラリア
【開花時期】1〜3月
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