【特 徴】高さ20m以上に達する常緑高木。葉は1〜2対まれに3対の小葉からなる偶数羽状複葉で、小葉は広楕円形〜楕円形の円頭または凹頭。長さ7〜15cm、幅4〜9cmの革質で厚く、光沢がある。枝先に円錐状の花序が頂生し、白色〜淡紅色〜赤と変化する花を付ける。花弁は元々5枚だが、1枚だけが大きく発達し、他の花弁は退化してしまう。雄蕊は派手に見えるもので、雌蕊は中央部に短い緑色を付ける。基部にある緑色の萼裂片は4枚。豆果は長さ10〜25cmの長楕円形〜広線形、扁平で黒褐色に熟し、3〜6個の平たい種子が入っている。 名前の由来は、田代安定(たしろ・あんてい、鹿児島県出身で昭和初期まで活躍した植物学者)による。 【生育環境】海岸や河口近くの岩が多い斜面 【分 布】石垣島、西表島、台湾、中国南部、マレーシア、インド、カロリン諸島、ポリネシア、マダカスカル島、オーストラリア 【開花時期】4〜8月 【カテゴリ-】沖縄県カテゴリー 絶滅危惧種TA類(CR) 環境省カテゴリー 絶滅危惧種TA類(CR) |