マメ科 タシロマメ属

タシロマメ(田代豆)

Intsia bijuga

タシロマメ   タシロマメ
2012.02.05 西表島                                 2015.07.30 石垣島

タシロマメ    タシロマメ
2015.07.30 石垣島

タシロマメ    タシロマメ
2015.07.30 石垣島

タシロマメ    タシロマメ
2015.07.30 石垣島


【特  徴】高さ20m以上に達する常緑高木。葉は1〜2対まれに3対の小葉からなる偶数羽状複葉で、小葉は広楕円形〜楕円形の円頭または凹頭。長さ7〜15cm、幅4〜9cmの革質で厚く、光沢がある。枝先に円錐状の花序が頂生し、白色〜淡紅色〜赤と変化する花を付ける。花弁は元々5枚だが、1枚だけが大きく発達し、他の花弁は退化してしまう。雄蕊は派手に見えるもので、雌蕊は中央部に短い緑色を付ける。基部にある緑色の萼裂片は4枚。豆果は長さ10〜25cmの長楕円形〜広線形、扁平で黒褐色に熟し、3〜6個の平たい種子が入っている。
 名前の由来は、田代安定(たしろ・あんてい、鹿児島県出身で昭和初期まで活躍した植物学者)による。

【生育環境】海岸や河口近くの岩が多い斜面
【分  布】石垣島、西表島、台湾、中国南部、マレーシア、インド、カロリン諸島、ポリネシア、マダカスカル島、オーストラリア
【開花時期】4〜8月
【カテゴリ-】沖縄県カテゴリー 絶滅危惧種TA類(CR)  環境省カテゴリー 絶滅危惧種TA類(CR)