【特 徴】蔓性多年草。茎は、左巻きで長く伸びて密に葉を付け、他の植物を覆う。下向きの毛がある。葉は互生し、3出複葉でやや厚く、小葉は倒卵形で長さ3〜5cm、幅2.5〜4cmの円頭。裏面は黄褐色の腺点と毛が多い。花は総状に付き、淡黄色の蝶形で長さ約9〜13mm。萼は褐色の毛に覆われ、先は5裂して下側の一つの裂片は長い。豆果は、長さ約1.5cm、幅約1cmで密に付き、表面に短毛があり、熟すと赤くなって裂開する。中に黒い光沢のある種子が2個入っている。種子は袋の外枠にぶら下がったような形になる。高さ1.5〜2mの落葉低木。小枝は灰白色で、星状毛がある。葉は対生し、菱形状卵形、長さ2.5〜8cm、幅1.5〜3cm。花冠は淡紅紫色、長さ約3mm。果実は球形で紫色に熟し、径約2.5〜3mm。 和名の由来は、種子に痰を止める作用があるという俗説から。 【生育環境】田畑 低山 河原 原野 【分 布】関東以南〜沖縄 朝鮮 中国 フィリピン 【開花時期】7〜11月 【カテゴリ-】 |