マメ科 アカシア属

ソウシジュ(相思樹)

Acacia confusa

ソウシジュ ソウシジュ
2012.04.30 大宜味村

ソウシジュ         ソウシジュ
2012.04.30 大宜味村

ソウシジュ ソウシジュ
2012.04.30 大宜味村                               2014.05.23 名護市


【特  徴】樹高5〜15mの常緑高木。枝は無毛。葉は葉柄が変化した仮葉で、革質で互生し、披針形の長さ6〜10p、幅は5〜10o程で、両端が細長く尖り、平行脈がある。花時に先端から徐々に枯れる。本当の葉はネムノキのような羽状複葉で、発芽したばかりの苗や、若葉に時折見られる。腋生の頭花花序は球形の単生または数個集まって出て、径6〜8o程。花は黄金色で微芳香がある。萼は花冠の半分位。花冠は2o程で花弁がなく、多くの雄しべが群がって咲く。花後の実は莢果で7〜8月頃褐色に熟して、長さ5〜10cm程になり、中に3〜10個の種子があり、裂開して散布される。種子は扁平の楕円形で光沢があり、茶褐色で長さ5〜6o。
 乾燥に強く痩せ地でも生育が早いことから、荒地の緑化や水源保護林、防風林などに植栽される。

【生育環境】日当たりのいい低地や山地の林縁、荒地、防風林、街路樹や公園樹
【分  布】琉球列島、アジア各国  フィリピン、台湾原産   沖縄には明治時代末頃導入された
【開花時期】4〜6月
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