【特 徴】草丈40〜80cmの多年草。葉は紙質で広披針形〜狭卵形。花序はまばらに花を付ける。花冠の長さは3〜4mmで、雄しべは花冠の外に長く突出する。萼、花茎は無毛。長い花茎の下のほうから次々に花が咲くので、蕾から花に至る様子が見られる。気の早い雌しべが既に蕾のうちから飛び出していて、花が開くと雄しべが追いついてくるが、暫くして雄しべは花びらとともに散って、最後はまた雌しべだけが残り、子房が膨らんでくる。葉裏は、ソバカスのような腺点が沢山散らばっていて、紫色がかっている。 ギンレイカ(銀鈴花)の由来は、実が鈴に似ているから。 【生育環境】湿度のある林縁、林内 【分 布】屋久島以南〜琉球諸島 【開花時期】3〜5月 【カテゴリ-】準絶滅危惧(NT) |