【特 徴】3〜5mの常緑小高木。茎(幹)は、樹皮は暗い灰褐色になる。小枝は緑色になる。葉は単葉で互生。葉身は倒卵状楕円形または長楕円形。長さ4〜12p、幅は1.5p〜4p。葉の表面は濃緑色で光沢があり、裏面は灰緑色、透かせば油点がある。葉先は急鋭頭。葉は、枝の先端に集まってつき、短い葉柄を持つ楕円形。葉の質はやや厚く、何となく波打ったようになることが多い。花は葉の付け根から一つずつ出て春に咲く。花びらは淡黄色で細長く、ややねじれたようになる。花は直径3p程で、花びらは約15枚。果実は袋果が集まった集合果の扁平で周囲に8本の突起が出ている。 枝を仏壇や墓に供えたりすることから、寺院や墓地によく植えられている。樹皮や葉からは線香や抹香を作る。 実の中にできるタネは有毒。果実に猛毒があることからシキミ(悪実)という名がついた。 【生育環境】山林中の特に林縁に多く生える 【分 布】宮城以南〜沖縄 【開花時期】2〜4月 【カテゴリ-】 |