【特 徴】樹高20mに達する常緑高木。樹皮は灰褐色。根元の板根で樹幹を支えている。高さが2m程になる例もある。葉は互生し、長楕円状円形〜円形卵形で革質の長さ10〜20p、幅5〜8p。先端はややつぶれ、基部は円く表は無毛で光沢があり、葉裏は銀灰色で鱗状の毛が密生する。枝先に長さ10〜15p程の円錐花序を出し、5o程の鐘形で黄緑色の花を多数付ける。花後の果実は硬い木質の広いボート形で、表面は滑らかで光沢があり、長さ5〜7pで背面に稜がある。水に浮き、分布域を広げる。 かつてこの板根を切り出してそのまま船(サバニ)の舵として使用した。 材は枕木や材木、樹皮は紅色の染料や薬用に使用される。 【生育環境】マングローブの湿地 【分 布】奄美大島、沖縄島、石垣島、西表島、熱帯アジア、台湾、ポリネシア、熱帯アフリカ 【開花時期】5〜7月 【カテゴリ-】 |