ツチトリモチ科 ツチトリモチ

リュウキュウツチトリモチ(琉球土鳥黐)

Balanophora kuroiwai

リュウキュウツチトリモチ リュウキュウツチトリモチ
2006.12.23

リュウキュウツチトリモチ リュウキュウツチトリモチ
2006.12.23

リュウキュウツチトリモチ リュウキュウツチトリモチ
2007.12.22

リュウキュウツチトリモチ リュウキュウツチトリモチ
2007.12.22

リュウキュウツチトリモチ リュウキュウツチトリモチ
2011.12.10

リュウキュウツチトリモチ         リュウキュウツチトリモチ
           2012.12.24 南城市

リュウキュウツチトリモチ            リュウキュウツチトリモチ
2012.12.24 南城市

リュウキュウツチトリモチ   リュウキュウツチトリモチ
2020.01.26 八重瀬町

リュウキュウツチトリモチ   リュウキュウツチトリモチ
2020.01.26 八重瀬町

リュウキュウツチトリモチ   リュウキュウツチトリモチ
2020.01.26 八重瀬町

リュウキュウツチトリモチ   リュウキュウツチトリモチ
2020.01.26 八重瀬町

リュウキュウツチトリモチ   リュウキュウツチトリモチ
2020.01.26 八重瀬町

リュウキュウツチトリモチ   リュウキュウツチトリモチ
2020.01.31 八重瀬町

リュウキュウツチトリモチ
2020.01.31 八重瀬町

リュウキュウツチトリモチ
2020.01.31 八重瀬町


【特  徴】草丈8〜15cmの多年生の寄生植物。雌雄同株。クロヨナ、オオバギ、リュウキュウガキなどの根茎に寄生している。根茎には皮目がなく、地上に露出して多数の大きな根茎支に分岐する。根茎支から花茎を1〜8個出す。鱗片葉はオレンジ色で、はじめは花茎に密着しているが、盛りを過ぎると次第に反り返って開出する。花穂は球形から短楕円体で、雌花を密に付け、帯紅色。まれに赤味がかかったピンクを呈し、下縁部にいぼ状の雄花が周りを取り囲むように密集する。雄花は柄が長く伸び、数個の繊細な苞があり、花被は4裂して楕円形の花被片となり、やがて外側に反り返る。雄ずい群はほぼ球状で、花糸は1個に合着して太くて短く、葯は4個で、不規則に裂開して白色の花粉を出す。雌花は無数に小棍体の間に埋もれているので、外側からは見えない。子房は大きくて紡錘形のオレンジ色で、花柱は花の盛りになると伸びて、小棍体より細毛状に伸びる。柱頭は最初オレンジ色だが、受粉後は茶褐色になり、やがて黒化する。

【生育環境】海岸近くの常緑広葉樹林内
【分  布】沖縄本島伊計島、久高島、宮古島、石垣島、竹富島、西表島、与那国島、尖閣諸島、台湾南部、フィリピン、ミクロネシア、セレベス、ニューギニア、オーストラリア北東部、メラネシア  分布域の北限である
【開花時期】11〜1月
【カテゴリ-】準絶滅危惧