【特 徴】高さ3〜8mの常緑の蔓性樹木。通常は雌雄異株であるが、雌雄同株のものもある。花を咲かせた後、雌株(もしくは雌花)は粒々がたくさん集まって球形をなした実を付ける。果実は熟すと光沢のある赤色になる。花色は淡いクリーム色で雌花は中心に淡い緑色の雌しべが小球状に固まって付き、雄花は黄色の雄しべが小球状に固まって付く。葉はやや肉厚で先の尖っただ円形で、縁はごくゆるい鋸状。 枝をつぶすか樹皮を剥いで水に浸しておくとねばねばした液が出てきて、昔それを整髪に用いたのでビナンカズラ(美男葛)の名前がある。 2017年7月、沖縄に生育するサネカズラは別種とされ、リュウキュウサネカズラとして新種登録された。 【生育環境】山地、林縁 【分 布】沖縄島、台湾 【開花時期】7〜10月 【カテゴリ-】 |