カキノキ科 カキノキ属

リュウキュウコクタン(琉球黒檀)
クロキ

Symplocos lucida Sieb. et Zucc

リュウキュウコクタン       リュウキュウコクタン
2004.06.12 久米島                             2012.02.16 沖縄市

リュウキュウコクタン リュウキュウコクタン
2012.02.16 浜比嘉島                               2012.05.27 国頭村 雌花

リュウキュウコクタン リュウキュウコクタン
2012.05.27 国頭村 雄花


【特  徴】樹高10m程になる常緑広葉樹中高木。樹皮は黒灰色にして平滑である。多くの小枝を分けて茂り、若枝は緑色で稜があり、冬芽は先端が鎌状に曲がる。葉は互生し、厚く革質で倒卵形〜長楕円形の長さ3〜5p、幅1.5〜2.5cm程。先は鋭頭で、鈍頭に終わり全縁である。葉腋に多数の淡黄色の小花を付ける。雄花と雌花があり、花冠は鐘形で深く3裂する。果実は楕円形で、長さ8〜15o程。8月頃から赤熟し出し、後、黒熟して食べられる。
 芯材は、漆色で光沢があり、床柱や家具、三線(さんしん)の竿として利用されている。

【生育環境】低地の林中
【分  布】沖縄諸島、中国南部、台湾、インドシナ、インド、スリランカ、ミクロネシア
【開花時期】4〜6月
【カテゴリ-】