【特 徴】高さ5〜10m程の蔓性常緑高木。巻きひげによって他のものに絡み付き、上昇する。巻きひげは茎に対して葉と対生するが、3節目ごとに消失していく。葉には葉柄があり、葉身は厚く、三角形〜卵状三角形で、3〜5浅裂し、葉縁は浅い鋸歯がある。葉裏には、灰色から褐色の綿毛が密に付く。花序は総状円錐花穂で、長さ6〜12cmになる。雌雄異株で、雄花、雌花ともに淡黄緑色。果実は球形の液果で、直径5〜6mm。ブドウの房状に黒く熟し、食すると甘酸っぱい味がする。エビヅルの変種とされる。休眠性が低く、沖縄では、常緑で四季成り。果実は小さく、果皮にアントシアニンを高濃度で蓄積する。リュウキュウガネブは他のエビヅル近縁種と異なり、芽が無休眠性を示すなどの生態的な差異が大きい。「ガネブ」とは九州地方の方言で、ブドウの意味である。 【生育環境】日当たりのいい海浜地帯や低地の林縁 【分 布】奄美諸島以南の琉球列島 【開花時期】5〜10月 【カテゴリ-】 |