【特 徴】樹高15m、直径35cm程になる落葉高木。樹皮は灰褐色で、不規則に縦に裂け、赤褐色の皮目がある。若枝は淡緑色で、のちに褐色になる。枝や葉を傷付けると、白い乳液が出る。葉は互生し、長さ4cm〜9cm、幅3cm〜6cmの菱形状卵形〜三角状広卵形。先は尾状に長く尖り、基部は広い楔形。全縁で、両面とも無毛。葉身の表面基部に腺が2個ある。花は枝先に、長さ6cm〜18cmの総状花序を出し、黄緑色の小花を多数付ける。花序の上部に多数の雄花、基部に数個の雌花が付く。萼は皿状で3浅裂する。果実は3稜ある扁球形の直径約1.5cmの刮ハで、秋に褐色に熟して裂開し、3個の種子を出す。種子は長さ約7mmの広卵形で、白いロウ質の仮種皮に包まれ、冬になっても果実の中軸に付いたまま残っている。種子は有毒。 沖縄では数少ない紅葉する樹木。 名前の由来は、南京産のハゼノキの意で、秋に紅葉して種子からロウを取ったことから。 庭木、公園樹、街路樹などに使われる。 【生育環境】日当たりの良い低地〜山地の林縁 【分 布】本州中部以西、九州、四国、琉球列島 原産は中国、台湾 【開花時期】5〜7月 【カテゴリ-】 |