【特 徴】樹高20m以上になる落葉高木。雌雄同株、雌雄異花。樹皮は淡灰褐色で表面は平滑だが、成木では樹皮が剥がれてくる。葉は互生し、卵形〜卵状楕円形の長さ5〜9cm、幅2〜6cm。縁には鋭い鋸歯がある。3行脈が目立つ。葉の両面に荒い毛が密生していて、ざらつく。新葉の展開と同時に、小枝の先に雌花、その下部に雄花を多数開く。雄花の花被片は5枚の長さ2mm程の楕円形で、雄しべは5個。雌花の花被は長さ2〜3mm程の筒形。花柱は2裂し、柱頭に白い毛が密生する。果実は核果で、直径7〜10mmの卵状球形。秋に紫黒色に熟し、甘くて食べられ、美味。 【生育環境】低山地の林内や林縁 【分 布】沖縄島北部 関東以西の本州〜四国、九州、種子島、屋久島、朝鮮、中国 【開花時期】3〜4月 【カテゴリ-】沖縄県RDB:絶滅危惧IB類 |