【特 徴】樹高20mにもなる常緑高木。枝は淡緑色で細く、小枝は特に繊細。細長い葉のように見えるのは枝で葉は退化している。これは、乾燥に適応するため。樹皮は灰褐色で繊維状にはげ、条紋がある。葉は鱗片状で輪生し、トクサ類のようにも見える。雌雄同株。雄花穂は新枝の頂に付き、円筒形で淡白色。痕跡的な花被と雄蕊各1個しかなく、花序は尾状。雌花穂は球形で新枝の基部から側生し、雌花は無花被で苞に囲まれる。球果は切頭広楕円形。種子は偏平の灰褐色で、光沢がある。 成長は比較的に早いため、海岸防風林や街路樹として利用。建築材、土木用材、燃料材、樹皮は染料とする。 【生育環境】日当たりの良い海岸の砂浜、海岸、湿地 【分 布】東南アジアから太平洋諸島に広く分布 オーストラリア原産 日本には元来自生しないが、琉球列島、小笠原諸島に導入されたものが野生化 【開花時期】3〜6月 【カテゴリ-】 |