モクマオウ科 モクマオウ属

モクマオウ(木麻黄)
トキワギョリュウ(常磐御柳)

Casuarina equisetifolia

モクマオウ モクマオウ
2006.12.23 多良間島

モクマオウ モクマオウ
2012.08.22 国頭村

モクマオウ   モクマオウ
2017.07.11 斑入り 国頭村                                   2019.02.12 斑入り 東村

モクマオウ   モクマオウ
2019.02.28 雄花 東村

モクマオウ   モクマオウ
雄花            2019.02.28 東村            果実


【特  徴】樹高20mにもなる常緑高木。枝は淡緑色で細く、小枝は特に繊細。細長い葉のように見えるのは枝で葉は退化している。これは、乾燥に適応するため。樹皮は灰褐色で繊維状にはげ、条紋がある。葉は鱗片状で輪生し、トクサ類のようにも見える。雌雄同株。雄花穂は新枝の頂に付き、円筒形で淡白色。痕跡的な花被と雄蕊各1個しかなく、花序は尾状。雌花穂は球形で新枝の基部から側生し、雌花は無花被で苞に囲まれる。球果は切頭広楕円形。種子は偏平の灰褐色で、光沢がある。
  成長は比較的に早いため、海岸防風林や街路樹として利用。建築材、土木用材、燃料材、樹皮は染料とする。

【生育環境】日当たりの良い海岸の砂浜、海岸、湿地
【分  布】東南アジアから太平洋諸島に広く分布  オーストラリア原産  日本には元来自生しないが、琉球列島、小笠原諸島に導入されたものが野生化
【開花時期】3〜6月
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