【特 徴】樹高4〜8mになる常緑小高木。若枝には褐色の短毛を密生する。樹木全体に褐色の毛があり、他と区別が付く。葉は互生し、長楕円形の長さ7〜15pで先端は細く尖り、基部は円く、縁には鋸歯があり、3行脈が目立つ。花は雌雄異株で、白色の径3o程。雄花序は単生または束生し、長さ5〜8pで花を密生する。雌花序は単生し、長さ3〜7pで子房と花柱に腺点がある。刮ハは球形で径6〜8o、赤色〜褐色の粉を密布する。 果実の腺体を集めたものを「カマラ」と呼び、絹や羊毛の赤色染料に、また、駆虫薬などの薬用にも利用される。樹皮からコラーゲンの分解を抑制するなどで、老化を抑制する化粧品の原料が開発されたとか。 【生育環境】石灰岩地帯、林縁 【分 布】トカラ列島以南の琉球列島、台湾、南中国、熱帯アジア、オーストラリア 【開花時期】3〜4月 【カテゴリ-】 |