カヤツリグサ科 クロガヤ属

クロガヤ(黒茅)

Gahnia tristis Nees

クロガヤ       クロガヤ
2012.05.13 石垣島

クロガヤ     クロガヤ
2014.01.12 石垣島

クロガヤ     クロガヤ
2014.01.12 石垣島

クロガヤ     クロガヤ
2016.02.21 国頭村




【特  徴】草丈60〜90cmの多年草。根出葉は数多く立ち上がり、大きな株になる。葉は細長く、葉幅は5〜8mmで先端は細く伸びる。葉質は硬く、縁は小さな鋸歯が並んで強くざらつく。歯の裏面は緑で艶があり、表面は粉を吹いて白っぽい。花茎は葉の間から真っ直ぐに立ち、15〜20cmで、葉の間から突き出さない。表面は滑らかで、多少の稜があり、少数の茎葉がある。花序は円錐花序だが、茎に沿って立つので棒状。小穂は長さ1cm、長楕円状被針形で、10枚程の鱗片が重なり合い、黒褐色に見える。果実は長さ4〜5mm、倒卵形で3綾があり、白いが熟すると真っ黒になり、艶がある。

【生育環境】日当たりのよい原野、林縁、草地
【分  布】奄美大島〜沖縄本島、久米島、石垣島、西表島、与那国島、中国南部、インドシナ、マレー半島、ボルネオ
【開花時期】4〜7月
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