ツヅラフジ科 アオツヅラフジ属

コウシュウウヤク(衡州烏薬)

Cocculus laurifolius

コウシュウウヤク      コウシュウウヤク
2012.05.27 国頭

コウシュウウヤク コウシュウウヤク
2012.05.27 国頭村

コウシュウウヤク      コウシュウウヤク
2016.03.15 うるま市

コウシュウウヤク      コウシュウウヤク
2016.03.24 うるま市



【特  徴】樹高3〜5m程の常緑低木。雌雄異株。小枝は扁平で稜があり緑色。葉は薄い革質の長楕円状倒卵形で、先端は尖り、葉の基部から分かれている特徴的な3行脈で、外側の葉縁が内側に折れる。花は茎先や葉腋に付き、黄緑色で直径2〜3o程。10個程の小花が円錐花序を作る。6枚の萼と6枚の花弁があり、雄花には6本の長く伸びた雄しべがある。雌花ではこの雄しべは退化し、3つの雌しべを持っている。花後6o程の実を付け、1年後には黒熟する。
「ツヅラフジ科」の仲間では、そのほとんどが蔓性で、直立する低木はこの「コウシュウウヤク」だけ。
【生育環境】石灰岩地帯
【分  布】九州南部〜四国〜沖縄、台湾、インド、マレーシア
【開花時期】5〜7月
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