【特 徴】高さ1m程の常緑小低木。傘状の樹冠を作り、樹皮は暗褐色。葉は単葉で互生し、柔らかい革質で光沢があり、葉身は長楕円形〜披針形の長さ5〜15cm、幅2〜4cmで縁は全縁。両面とも無毛。雌雄異株で、枝先にジンチョウゲに似た白い花を頭状に数個付ける。花に花弁はなく、萼筒は白色の肉厚で長さ8〜10mm。先は5裂する。外面に細毛がある。液果は球状楕円形で橙赤色に熟し、直径8mm程。かむと辛い。 名前の由来は、果実が胡椒のように辛いことから。 【生育環境】山地の林内 【分 布】本州(関東以西の太平洋側)、四国、九州、屋久島、種子島、トカラ列島、奄美大島、徳之島、伊平屋島、魚釣島 沖縄県では極めてまれ (伊平屋島の現状は不明となっていたが、2012年5月19日の調査で確認した) 【開花時期】2〜4月 【カテゴリ-】絶滅危惧IA類 |