【特 徴】高さ8〜16mの高木。葉は長さ15〜20cmの心形で先はとがり、全縁で3〜5裂する。葉柄の上端に柄のある腺点が1対ある。雌雄同株または雌雄異株。雄花には雄しべが9〜10個、雌花には花柱が3個(2中裂)ある。直径約2cmの白い花が咲く。花弁は5個で、基部は淡黄色だが、のち紅色を帯びる。果実は直径約2〜3cmの扁球形。種子は普通3個。 雪が一面に降り積もったかのように見えることから、「五月の雪」という別名もある。 種子からは桐油(きりあぶら,とうゆ)が採れ、防水油や艶出し、塗料として用いられている。首里城の朱色の下地に多く使われていたようで、辺野喜のものは王府が管理していたといわれている。 【生育環境】山地の谷間 【分 布】沖縄島北部(中国南部原産) 【開花時期】5〜6月 【カテゴリ-】 |