クスノキ科 カゴノキ属

カゴノキ(鹿子の木)

Litsea lancifolia

カゴノキ     カゴノキ
2015.10.08 国頭村 雄花

カゴノキ     カゴノキ
2015.10.08 国頭村 雄花

カゴノキ
2015.10.15 名護市 雌花



【特  徴】樹高15〜20m程になる常緑高木。樹皮は灰褐色〜灰黒色で、樹皮の一部が点々とはがれ落ち、その跡が白い鹿の子模様になる。新枝は褐緑色で大きな皮目が多く、細くて無毛。葉は互生し、葉身は長楕円形〜倒卵状披針形で、長さ5〜9cm、幅2〜4cmの全縁。革質で、表面は緑色で、光沢がある。裏面は灰白色。雌雄異株。葉のわきに柄のない散状花序を出し、淡黄色の花が集まって咲く。雄花の雄しべは9個で、花の外に長く突き出る。雌花の雌しべは1個と葯が退化した仮雄しべが9個ある。果実は液果で、直径約7mm程の倒卵状球形。翌年の秋に赤熟する。種子は球形〜卵状球形の淡褐色で、黒褐色のまだら模様がある。

【生育環境】山地の林内、林縁
【分  布】関東以西〜沖縄
【開花時期】8〜10月
【カテゴリ-】