タデ科 イヌタデ属

イヌタデ(犬蓼)

Persicaria longiseta

イヌタデ
2008.12.21  国頭村


【特  徴】高さ20〜50pの一年草。茎の基部は横に這い、枝分かれして大きな集団を作る。茎の先は立ち上がり、葉は楕円形で、両端がとがり、表面のふちの近くや裏面の脈上に毛がある。鞘状の托葉は筒形で、外側にあらい毛があり、ふちに長い毛がある。春から秋に茎の先端から穂を出し、花を密につける。花弁のように見えるものは、実は顎であり花弁はない。顎が紅色であり、つぼみの時も花が咲き終わった状態でも紅色に見えるわけである。果実が稔るとほとんど茶色にならずに落下するが、次々と新しい花が形成されるので、花序の形そのものは保たれている。
  アカマンマと呼ぶ地方もある

【生育環境】やや湿った半日陰などに多く、道端や原野、耕作放棄地
【分  布】日本全土、千島、樺太、朝鮮、中国、ヒマラヤ
【開花時期】4〜12月
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