ホンゴウソウ科 ホンゴウソウ属

ホンゴウソウ(本郷草)

Sciaphila nana

ホンゴウソウ   ホンゴウソウ
2018.08.05 大宜味村

ホンゴウソウ   ホンゴウソウ
2018.08.05 大宜味村

ホンゴウソウ   ホンゴウソウ
2018.08.05 大宜味村


【特  徴】草丈3〜15pの菌従属栄養植物。茎は細く、葉は鱗片状の長さ1.5oで、葉緑素は無く、紫褐色をしている。花は茎の先端に長さ0.5〜2pの総状花序をつくり、4〜15個の花をつける。茎の先端に雄花をつけ、その下には雌花があり、若い花は多数の柱頭をのばしている。雄花は直径約2o、花被片は紫紅色で6裂し、雄しべは3個で葯隔から針状の付属突起が伸びる。雌花は直径約1.5o、多数の雌しべが球状に集まる。
 和名のホンゴウ(本郷)は、三重県北部の楠町本郷の樹林内で発見されたので、この名がつけられた。

【生育環境】暗い林内や林縁の林床
【分  布】本州(関東地方以西)〜琉球列島
【開花時期】6〜10月
【カテゴリ-】絶滅危惧IB類