アヤメ科 アヤメ属

ヒオウギ(檜扇)

Iris domestica

ヒオウギ ヒオウギ
2012.06.03 浦添市

ヒオウギ ヒオウギ
2012.06.03 浦添市                                    2013.07.16 浦添市


【特  徴】草丈50〜120cm程度の多年草。葉は長く厚みのある剣状の葉を左右交互に出して二列に並び、扇状に広がる。葉の間から花茎を伸ばし、1〜2回枝分かれして先端に数輪の花を咲かせる。花は直径5〜6p程度。花被片は6枚のオレンジ色で赤い斑点があり、放射状に開く。午前中に開花し、夕方には萎む一日花である。種子は5o程度で黒く艶がある。
花が美しいためしばしば栽培され、特に京都では祇園祭に欠かせない花として愛好されている。黒い種子は俗に「ぬば玉」と呼ばれ、和歌では「黒」や「夜」にかかる枕詞としても知られる。
名前の由来は、扇を開いたような姿になることから。

【生育環境】山野の草地や海岸
【分  布】日本、中国、台湾、インド北部
【開花時期】6〜8月
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