クワ科 イチジク属

ヒメイタビ(姫崖石榴)

Ficus thunbergii

ヒメイタビ ヒメイタビ
2013.03.19 国頭村

ヒメイタビ      ヒメイタビ
2013.03.19 国頭村

ヒメイタビ     ヒメイタビ
2013.03.19 国頭村

ヒメイタビ      ヒメイタビ
2015.07.02 名護市

ヒメイタビ    ヒメイタビ
2015.07.02 名護市

ヒメイタビ    ヒメイタビ
2019.10.12 国頭村

ヒメイタビ    ヒメイタビ
2019.10.12 国頭村


【特  徴】長さ2〜5m程の常緑の藤本。茎から根を出し、樹皮や石垣、地面などを匍匐して広がって群落を形成する。葉身の長さは2〜6pで、卵形〜卵状楕円形。質は厚く、先はやや尖る。成木では葉は全縁で、幼木の葉には大きな歯牙がある。ヒメイタビも成木では6p程の大きな葉を付ける。葉の裏は灰白色で、脈が網状に隆起する。新葉は赤みを帯びる。葉のサイズだけではオオイタビと区別しにくいが、オオイタビとは若枝には開出毛が目立ち、葉の側脈が中脈から50〜60度の角度で分岐することで区別出来る(オオイタビは30〜40度)。花は雌雄異株で、葉の腋にイチジク状花序(花嚢)が1個付く。花嚢(かのう)は長さ約1pの球形で、表面に白い毛が散生し、柄には褐色の軟毛が密生する。雌雄の花嚢は同形だが、雌花嚢のは雌花だけがある。雌花の花被片は4枚。雄花嚢のは上部に多数の雄花が付き、下部には虫えい花が付く。

【生育環境】樹幹や岩上、地面や民家のブロック塀
【分  布】関東南部以西〜九州、沖縄、台湾、中国南部〜東南アジア
【開花時期】2〜5月
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