ヒガンバナ科 ハマオモト属

ハマユウ(浜木綿)

Crinum asiaticum var. japonica

ハマユウ
久米島


【特  徴】草丈50〜100pの多年生草本。太い円柱状の幹状の上から大きな披針形の葉が周囲に広がる。この幹のようなものは真の茎ではなく、葉の付け根が多肉質の筒状に重なったもので、偽茎と呼ばれる。葉の間の真ん中から、太くてまっすぐな茎を上に伸ばし、先端に多数の花を散形につける。花序は始め、苞に包まれ、開花時にはこの苞は下に垂れる。花は短い柄の先にあって、白く細長い6枚の花被を持ち、花弁の根本の方は互いに接して筒状、先端部はバラバラに反り返る。花は、日没前後から強い芳香を発する。
 葉が厚く、オモト(万年青)に似ているのでハマオモト(浜万年青)とも呼ばれる。

【生育環境】海岸付近の岩場、砂地
【分  布】関東以西の本州の太平洋側に面した地域、四国、九州 、琉球列島
【開花時期】7〜11月
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