【特 徴】草丈10〜30cm程の、ヨモギ属の根に寄生する一年草。葉緑素は全く持たず、葉は鱗片葉に退化している。茎は単一の黄褐色で太い。葉は鱗片状で小さくて疎らに着き、黄褐色。直立する茎の上部に穂状花序を作り、淡紫色の花を密に付ける。唇形花冠は長さ約2cmの筒形で先は5裂し、唇形となる。おしべは4本。子房は1室で、多数の胚珠を持つ。果実は狭楕円形の刮ハ(さくか)で、長さ約1cm、2裂して多少の球形で微小な種子を出す。 【生育環境】海岸や河原の砂地 【分 布】北海道、本州、四国、九州、宝島、奄美大島、喜界島、伊平屋島、伊是名島、沖縄島、久米島、朝鮮、台湾、中国、東南アジア 伊平屋島や伊是名島ではまれで、沖縄島、久米島の現状は不明(2013年4月17日に豊見城市で確認した。) 【開花時期】5〜7月 【カテゴリ-】絶滅危惧TB類 |