【特 徴】草丈15〜25cmになる多年性草本。全体に多肉質で、艶があって無毛。茎は横に這い、赤みを帯び、よく枝分かれする。茎に付く葉は基部から先端に向かって小さくなり、やや間を開けて匙型の葉を疎らに互生する。長さ15〜30o、幅10o程で質は分厚く、艶があり、先は丸みを帯びる。あまり匍匐茎的には見えない。むしろ草全体の姿としては立ち上がる花茎が目立ち、キリンソウの型とマンネングサの型の中間のようにも見える。他のマンネングサ類のように這い回ってカーペット状の群落を作るようにはならず、小さな塊になる程度。茎先に散房花序を出し、黄色い星型の小さな5弁花を無数に付ける。 乾燥、高低温、塩害、アルカリ性に強く、近年は屋上緑化に適した植物としても注目・利用されている。 【生育環境】海岸の岩上、岩の割れ目、海岸近くの崖地、隆起珊瑚礁石灰岩上 【分 布】九州南部〜琉球列島、台湾、フィリピンに分布する。 【開花時期】4〜6月 【カテゴリ-】準絶滅危惧 |