ベンケイソウ科 マンンネングサ属

ハママンネングサ(浜万年草)

Sedium formosanum

ハママンネングサ ハママンネングサ
2012.04.22 うるま市

ハママンネングサ         ハママンネングサ
2012.04.22 うるま市                             

ハママンネングサ ハママンネングサ
2012.04.22 うるま市                              2012.05.27 国頭村

ハママンネングサ   ハママンネングサ
2014.03.29 伊江島

ハママンネングサ   ハママンネングサ
2019.04.03 国頭村

ハママンネングサ   ハママンネングサ
2019.04.03 国頭村


【特  徴】草丈15〜25cmになる多年性草本。全体に多肉質で、艶があって無毛。茎は横に這い、赤みを帯び、よく枝分かれする。茎に付く葉は基部から先端に向かって小さくなり、やや間を開けて匙型の葉を疎らに互生する。長さ15〜30o、幅10o程で質は分厚く、艶があり、先は丸みを帯びる。あまり匍匐茎的には見えない。むしろ草全体の姿としては立ち上がる花茎が目立ち、キリンソウの型とマンネングサの型の中間のようにも見える。他のマンネングサ類のように這い回ってカーペット状の群落を作るようにはならず、小さな塊になる程度。茎先に散房花序を出し、黄色い星型の小さな5弁花を無数に付ける。
 乾燥、高低温、塩害、アルカリ性に強く、近年は屋上緑化に適した植物としても注目・利用されている。

【生育環境】海岸の岩上、岩の割れ目、海岸近くの崖地、隆起珊瑚礁石灰岩上
【分  布】九州南部〜琉球列島、台湾、フィリピンに分布する。
【開花時期】4〜6月
【カテゴリ-】準絶滅危惧