マメ科 デイゴ属

デイゴ(梯梧)

Erythrina variegata

デイゴ デイゴ
2012.04.22 大宜味村 宮城島

デイゴ デイゴ
2012.04.22 大宜味村 宮城島

デイゴ デイゴ
2012.04.22 大宜味村 宮城島                             2012.04.30 大宜味村 宮城島

デイゴ   デイゴ
2012.04.30 大宜味村 宮城島                               2014.04.22 南城市


【特  徴】樹高さ15mに達する落葉高木。成長が早く、樹皮は灰緑色で枝は太く、刺がある。木は太くなるがあまり高くならず、枝を横に張る傾向がある。葉は互生し、大きな幅の広い葉を3枚付ける三出複葉で、小葉は広卵形の長さ8〜18cm。花は枝先に総状花序を出し、6〜8cmの炎のような鮮赤色の蝶形花を密生させ、長さ25cmに達する。耐アルカリ性で乾燥地のほうが開花がよい。落葉性とはいっても、冬に全木が落葉することはあまりなく、花が咲く枝が落葉する傾向がある。  沖縄県の県花
 公園や街路樹としてよく栽培される。材は柔らかく、加工しやすく変形しないため、琉球漆器の材料として使われる。
 近年では、台湾方面から飛来・帰化したとされる、デイゴヒメコバチによる被害が相次いでいる。このハチは葉や幹に産卵して虫こぶを作り、木を弱らせて枯らす。
 デイゴが見事に咲くと、その年は台風の当たり年で、天災(干ばつ)に見舞われるという言い伝えがある。

【生育環境】日当たりの良い、耐アルカリ性で乾燥地
【分  布】オーストラリア・アフリカ・マダガスカル・ミクロネシア・東南アジアに広く分布し、 琉球列島が北限
【開花時期】3〜5月
【カテゴリ-】