【特 徴】樹高さ15mに達する落葉高木。成長が早く、樹皮は灰緑色で枝は太く、刺がある。木は太くなるがあまり高くならず、枝を横に張る傾向がある。葉は互生し、大きな幅の広い葉を3枚付ける三出複葉で、小葉は広卵形の長さ8〜18cm。花は枝先に総状花序を出し、6〜8cmの炎のような鮮赤色の蝶形花を密生させ、長さ25cmに達する。耐アルカリ性で乾燥地のほうが開花がよい。落葉性とはいっても、冬に全木が落葉することはあまりなく、花が咲く枝が落葉する傾向がある。 沖縄県の県花 公園や街路樹としてよく栽培される。材は柔らかく、加工しやすく変形しないため、琉球漆器の材料として使われる。 近年では、台湾方面から飛来・帰化したとされる、デイゴヒメコバチによる被害が相次いでいる。このハチは葉や幹に産卵して虫こぶを作り、木を弱らせて枯らす。 デイゴが見事に咲くと、その年は台風の当たり年で、天災(干ばつ)に見舞われるという言い伝えがある。 【生育環境】日当たりの良い、耐アルカリ性で乾燥地 【分 布】オーストラリア・アフリカ・マダガスカル・ミクロネシア・東南アジアに広く分布し、 琉球列島が北限 【開花時期】3〜5月 【カテゴリ-】 |