【特 徴】5〜20mになる常緑高木。雌雄異株。新枝は赤く、荒い毛がある。新葉は赤みを帯びる。葉は倒卵形〜長楕円形で、先が尖る。単葉で互生し、全縁。葉身は長さ10〜20p、幅3〜8p。花が外部から見えないイチジク状花序(花嚢)を持ち、イチジクコバチ類によって送粉される。イチジク状花序は葉の付け根、幹、根元にも生じる。果実は偏球形〜球形で、直径15〜17o。橙赤色に熟す。イヌビワの仲間には幹に直接花を付ける種が多いが、この種のように太い幹に花を付ける種は少なく、本種の他にギランイヌビワがある。なお、幹に直接付く花を「幹生花」と呼ぶ。アカメイヌビワの幹生花は固まって生じることで、ギランイヌビワと区別できる。また、イチジク状花序はギランイヌビワより小さい。 【生育環境】低地〜山地 【分 布】奄美大島、徳之島、沖永良部島、沖縄島、久米島、石垣島、西表島、与那国島、台湾、フィリピン、熱帯、亜熱帯地域 【開花時期】1〜7月 【カテゴリ-】 |