奥武島


南城市
 2006年1月1日、玉城村・知念村・佐敷町・大里村が合併して、人口40,698人の南城市として市制施行されました。那覇市から南東へ約12km、沖縄本島南部の東海岸に位置し、中城湾・太平洋に面しています。東部の海岸線は比較的平地が多く、海岸線に沿って集落を形成し、南部の海岸線は台地上の地形に集落があり、自然や文化遺産など観光資源に恵まれるほか、車えび、もずく、海ぶどうの養殖など、水産業が盛んです。
 南城市は、恵まれた美しい自然環境と琉球民族発祥の地としての長い歴史と文化を背景に、独特の美しい風土があります。世界遺産である「斎場御嶽(せーふぁうたき)」や深い歴史を刻んだ多くの城(グスク)、東御廻り(あがりうまーい)の文化遺産など優れた地域資源があります。また、海岸景観やさんご礁の海を持つ臨海地域には、あざまサンサンビーチ、コマカ島、百名ビーチ、新原ビーチ、奥武島などが点在するなど、レクリエーション資源に恵まれています。

奥武島(オウジマ)

  南城市役所(旧玉城村役場)から約2km南にあり、同市の最南部に位置し、沖縄本島とは100mくらいの橋で結ばれています。面積は0.23平方kmで、人口は約1000人くらいです。島の周囲は約1.6kmで、一周道路があり、ドライブコースにもなっています。島は小高い丘になっており、島内の道は迷路のように入り組んでいます。漁業が盛んで、海産物の食堂やてんぷらの売店がたくさんあり、どちらも美味しいです。また旧暦5月4日(5月末〜6月下旬)には海神(うんじゃみ)祭とハーリー(爬竜船競争)が行われています。島の中央にある観音堂は17〜8世紀頃に漂着した唐船の乗組員を島の人が助け、手厚く看護したお礼に贈られた観音像を奉ったお堂です。海沿いの道には変わった形の大きな岩がそそり立つ竜宮神があります。島には小中学校がないため、子どもたちは橋を渡り、市役所近くにある玉城小学校・玉城中学校に通っています。
  これといってなにもありませんが、のんびりとした雰囲気のよい島で、新鮮な魚を安く買えたり食事ができます。また、グラスボートもあり、海中のサンゴやカラフルな熱帯魚を見ることができます。奥武島は、南部のビーチの中では透明度も良く、遠浅なので、子供連れでも安心です。干潮時には沖合いにリーフが出て、泳げなくなってしまいますので、潮の干満を見計らって行くようにしましょう。
 夏場の大潮の干潮時には、沖合いに、西は奥武島辺りから東はコマカ島辺りまで広大なリーフが出現し、スノーケリングや潮干狩り、リーフフィッシングが楽しめる、私たちもよく行く、南部お勧めのポイントです。スズメダイの仲間、チョウチョウウオの仲間、ヤッコの仲間、ツノダシ、ハタタテダイ、クマノミ、ベラ、ミノカサゴなどの熱帯魚の種類も豊富で、タマン(フエフキダイ)やイラブチャー(ブダイ)、ミーバイ(ハタ)、カマス、ボラ、ガーラなどの大型魚もたくさんいます。

      
奥武島

       
奥武島

       
奥武島

       
海から見た奥武島                                    ルリスズメダイ

       
サンゴ

      
サンゴ                                          タカセガイ

       
ウミヘビ                                           ウミシダ

       
   ハタタテダイ                                       キビナゴ

       
ルリスズメダイ                                         ニザダイ