沖縄本島のほぼ中央、西海岸に位置する変化に富んだ美しい海岸線は、沖縄海岸国定公園に指定されており、年中多くの観光客や行楽客が訪れ、沖縄県最大のマリンリゾートのメッカとして高い評価を得ています。美しさを誇る海岸沿いには隆起サンゴの断崖から成る「万座毛」「真栄田岬」「残波岬」といった景勝地を有し、そこから臨む東シナ海は、その色合いをエメラルドグリーンからコバルトブルー、マリンブルーへと変化させ、雄大で美しい景観が広がります。海岸線には、華やかなリゾートホテルが建ち並び、県内随一のリゾートエリアとなっています。 万座毛(まんざもう) 万座毛は恩納村にある国定自然公園で、琉球石灰岩からなる海岸地形に突出した高さ20mの断崖と、その上には天然の芝が緑の絨毯のように広がり、すばらしい景観です。その周囲の植物群落は、県の天然記念物に指定されています。イソノギク、オキナワマツバボタン、ウコンイソマツ、ソナレムグラ、ミツバノコマツナギ、ミルスベリヒユ、イソフサギ、クサスギカズラ、マッコウ、テンノウメ、ハマゴウ、アオガンピ、ハマボッス、ヒメクマヤナギ、キキョウラン、モンパノキ、ハマユウ、アダン、といった南国特有の海岸植物を観察することができます。また、断崖の先が象の鼻の形に似ていることでよく知られています。眼下に広がる海は絶景で、東シナ海を一望でき、夕日のスポットとしてもおすすめです。 |