アカネ科 ヤエヤマアオキ属

ヤエヤマアオキ(八重山青木)

Morinda citrifolia

ヤエヤマアオキ ヤエヤマアオキ
2008.05.25 西表島                                     2012.02.05 西表島

ヤエヤマアオキ ヤエヤマアオキ
2012.02.05 西表島

ヤエヤマアオキ
2012.02.05 西表島


【特  徴】高さ3〜10mの常緑亜高木。小枝は太く4稜形。葉は対生で楕円形〜長楕円形の長さ12〜25cm。革質で厚く、鋭尖頭〜鋭頭または鈍頭の全縁で、表面は光沢がある。大きな托葉を持つ。花は頭状花序をなし、径1.5〜2cmの白色の漏斗状で、先が5〜7つに裂け、卵円形または円形。液質の集合果は卵円形〜広楕円形の10cm程。未熟な果実は緑色だが、成熟すると淡黄色となり、独特の匂いを発し、完熟すると白色となり落下する。潮流によって散布される。
 根は赤の染料、樹皮は黄色の染料として利用され、琉球王国の貴重な交易品とされた。
 果肉は臭気があるが、薬用として注目されていて、ノニジュースの名でサプリメントとして売られている。

【生育環境】海岸林
【分  布】沖縄諸島、宮古諸島、八重山諸島、小笠原諸島、台湾、中国、インド、マレーシア、ハワイ諸島、ポリネシア、オーストラリア、カリブ海沿岸
【開花時期】周年
【カテゴリ-】絶滅危惧II類