アオギリ科 サキシマスオウノキ属

サキシマスオウノキ(先島蘇芳木)

Heritiera littoralis

サキシマスオウノキ      サキシマスオウノキ
2012.05.27  板根

サキシマスオウノキ サキシマスオウノキ
2012.05.27 東村      雌花

サキシマスオウノキ サキシマスオウノキ
2012.05.27  雌花

サキシマスオウノキ      サキシマスオウノキ
2012.05.27 東村
 雄花

サキシマスオウノキ      サキシマスオウノキ
2012.07.09 西表島 仲間川 日本最大 推定樹齢400年



【特  徴】樹高20mに達する常緑高木。樹皮は灰褐色。根元の板根で樹幹を支えている。高さが2m程になる例もある。葉は互生し、長楕円状円形〜円形卵形で革質の長さ10〜20p、幅5〜8p。先端はややつぶれ、基部は円く表は無毛で光沢があり、葉裏は銀灰色で鱗状の毛が密生する。枝先に長さ10〜15p程の円錐花序を出し、5o程の鐘形で黄緑色の花を多数付ける。花後の果実は硬い木質の広いボート形で、表面は滑らかで光沢があり、長さ5〜7pで背面に稜がある。水に浮き、分布域を広げる。
 かつてこの板根を切り出してそのまま船(サバニ)の舵として使用した。
 材は枕木や材木、樹皮は紅色の染料や薬用に使用される。

【生育環境】マングローブの湿地
【分  布】奄美大島、沖縄島、石垣島、西表島、熱帯アジア、台湾、ポリネシア、熱帯アフリカ
【開花時期】5〜7月
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