トケイソウ科 トケイソウ属

クダモノトケイソウ(果物時計草)
パッションフルーツ

Passiflora edulis

クダモノトケイソウ クダモノトケイソウ
2012.04.28 国頭村

クダモノトケイソウ クダモノトケイソウ
2012.06.07 浦添市

クダモノトケイソウ クダモノトケイソウ
2012.06.07 浦添市

クダモノトケイソウ          クダモノトケイソウ
2012.06.07 浦添市


【特  徴】2〜10m程になる常緑蔓性低木。新しい茎は柔らかく角張っている。古いものは丸みを帯びて木質化し、巻き髭が出る。葉は互生し、広卵形で、長さは10〜20p程。葉身は径10cm程の掌状二深裂で、縁は大きく波打ち、表面は濃い緑で光沢があり、縁は鋸歯で先は鈍頭。葉の柄のつけ根には1対の突起がある。葉腋から3〜5pの花柄を出し、その先に大きな花を咲かせる。花冠の径は5〜6p程で、花弁は白い5片、5本の雄ずい、3本の花柱がある。花の真ん中から髭状の副花冠が垂れ下がる。副花冠の色はつけ根の部分が赤く、先は白い。花は咲くとその日の内に萎み、受粉した花は60日程で直径が5〜10p程の卵円形の液果で、濃い赤紫色に熟する。
名前の由来は、3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見えるから。
ジャムやジュースに加工して利用される。

【生育環境】低地〜山地の林縁
【分  布】世界の熱帯から亜熱帯地域の広範囲で栽培  原産地は南アメリカで、パラグアイ、ブラジル、アルゼンチン
【開花時期】4〜8月
【カテゴリ-】