クワ科 イチジク属

ガジマル(榕樹)

Ficus microcarpa

ガジマル ガジマル
パナリ島                                              興南高校


ガジマル ガジマル
2012.04.11 浜比嘉島

ガジマル ガジマル
2012.04.11 浜比嘉島                                 2011 鳩間島

ガジマル           ガジマル
2011 鳩間島                                 名護市

ガジマル         ガジマル
名護市                                          2013.01.31 八重瀬町

ガジマル ガジマル
2013.01.31 八重瀬町


【特  徴】樹高20mに達する常緑高木。雌雄同株。幹は多数分岐して繁茂し、周囲から褐色の気根を地面に向けて垂らす。垂れ下がった気根は、徐々に土台や自分の幹に複雑に絡みつき、当初はごく細いが、太くなれば幹のように樹皮が発達する。地面に達すれば幹と区別が付かない。こうした過程で、土台となる木は枯れていくことから別名「絞め殺しの木」とも呼ばれる。枝には輪状の節があり、葉は深緑色の楕円形〜卵形の革質でやや厚く、毛はない。イチジクのような花序は枝先に付き、小さい。実は鳥やコウモリなどの糞に混ざった未消化の種子は、土台となる低木や岩塊などの上で発芽する。
ガジュマルの名の由来は、こうした幹や気根の様子である「絡まる」姿が訛ったという説がある。

【生育環境】低地〜山地、石灰岩地帯
【分  布】屋久島、種子島以南〜南西諸島、台湾、中国南部、インド、東南アジア、オーストラリア
【開花時期】1〜7月
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