水納島

  本部半島の西方に真っ白い砂の上に乗っかったような緑の島が見えます。本部町渡久地港から高速旅客船「ニューウイングみんな」に乗れば、わずか15分で島に到着します。距離にして約8qです。水納島は隆起さんご礁でできた周囲約4、5qの小さな島で、クロワッサンの形をしていることから、クロワッサンアイランドとも呼ばれています。本部町瀬底島の北西約4qに位置していて、瀬底島から明治中期に開拓移住し、それ以前は瀬底島の共有耕作地だったようです。スイカやメロン、大根などが栽培されています。
  水納島は、まわりを真っ白な砂浜と青い海に囲まれていて、夏になると大勢の人々が訪れ、、ビーチで海水浴をしたり、釣りや潮干狩りをして楽しんでいます。まだまだきれいで、豊かな海が残っています。夏場は高速船が渡久地港との間を日に12往復もしています。輝くような白砂のビーチの真ん中に小さな船着場があり、着いた途端に、そのまま飛び込んでしまいたくなるような「ちゅら海」がそこにあります。水納ビーチは人工ではなく、自然のビーチなので、透き通るようにきれいで、海の中も自然がいっぱいです。マスクをつけて海の中を覗いて見るだけで、日常では決して味わうことの出来ない別世界があります。すぐ足下に、クマノミ、チョウチョウウオ、スズメダイなど無数の熱帯魚たちが寄ってきています。私が知る限り、ビーチの中にこれほどの珊瑚礁や熱帯魚が見られるのは水納ビーチが1番です。
  ビーチには、更衣室、シャワー、トイレが完備されています。また、4月から10月までのシーズン中は海の家もオープンしていますから、飲み物、食事の心配はいりません。体験ダイビング、スノーケリングなども桟橋で案内しています。