石垣島

 八つの島からなる八重山の玄関口である石垣島は、八重山群島の人口のほぼ8割が集中する中心地となっています。青い空、真っ白な入道雲、緑深い山々、言葉では表現できないような青のグラデーションを描くサンゴ礁の海は、一度見たら忘れられない絵葉書のような風景です。沖縄県最高峰の於茂登岳(526m)をはじめとする高い山並みは想像以上に緑が深く、西表島と同じように開発の一番遅れたジャングル地帯が広がります。そこには今でも豊かな自然が残り、色々な生物が生息しています。ジャングル・マングローブ・サンゴ礁と貴重な生態系が息づいています。石垣市を起点に、世界有数のサンゴ礁の海や、八重に連なる山々の美しい自然、そして、民謡や独自の文化を堪能できる島です。石垣島の面白さは、ひとつの島で都会と自然の両方を楽しめることでしょう。
  ホテル日航八重山 石垣空港から車で約10分、石垣港まで車で約5分の石垣市街地に位置し、八重山の島々へのアクセスにとても便利です。ここをキーステーションにして、島巡りをするにはもってこいのホテルです。昼間は八重山の大自然の中で癒され、夜はホテルの洗練されたサービスで地元の素材を活かした美味しい料理を堪能する。(私が滞在したときは「石垣牛食べ放題ガーデンバーベキュー」でした)そんなリゾートライフが楽しめるところです。 


  

川平湾
 
日本百景にも選ばれている川平湾は、石垣島に行った事がある方なら一度は訪れている石垣島で最も有名な景勝地として知られています。 黒真珠の養殖でも有名な川平湾は、太陽の光によって次々と色を変える海の色は七色に変化するといわれており、絶妙な色彩のグラデーションと白い砂浜、湾内に浮かぶ緑の島々がは本当に美しいの一言です。潮の流れが激しくて遊泳は禁止ですが、グラスボートで海の中の美しいサンゴや熱帯魚を鑑賞することができます。ガイドブックには必ず登場する川平湾の風景ですが、晴れた日に見ると、やっぱりきれいです。川平湾に面した場所は公園になっていて、写真を撮るならここからがベストポジションです。

米原のヤエヤマヤシ群落
 世界で、石垣島と西表島にしか自生しない一属一種の貴重な「ヤエヤマヤシ」ですが、於茂登岳の北東の裾野に、高さ20メートルにもなるこのヤシが群生している場所があります。県道79号線を野底方面から米原方面へ車を走らせていると、「八重山ヤシ群落・天然記念物」という大きな看板が目に入ります。周辺にはガジュマルやデイゴ、クロツグ、ビロウなどの亜熱帯植物も生い茂っていて、まるでジャングルのようです。遊歩道を歩いていると、鳥の鳴き声もたくさん聞こえてきます。


玉取崎(たまとりざき)展望台
  車で石垣を一周すると、意外と島が広いのに驚きます。ドライブ途中の一休みにちょうどいい場所です。市街地から40分で、絵はがきそのものの景色が目の前に広がります。ここ玉取崎の展望台からは、平久保半島を真ん中にして、大平洋と東シナ海、左右の海を見ることができます。石垣島のくびれと言われる伊原間(いばるま)は、その幅わずか200mです。赤瓦屋根の展望台からは、左に伊原間湾、真正面に平久保崎とはんな岳、右手には沖合までサンゴの環礁が広がる海が見渡せます。海岸線と平行するようにリーフエッジの白波が続く風景が美しく、展望台へと続く遊歩道のまわりにはハイビスカスが咲き乱れ、すばらしい眺望が広がっています。



 

御神崎(うがんざき)灯台
  島の西側にあり、切り立った断崖と荒々しい奇岩に激しく打ち寄せる波がみどころです。青い空にそびえたつ真白い灯台。眼下にはエメラルドブルーの海と断崖や奇岩が並びます。春にはテッポウユリが一面に咲き、より一層見事な風景を作り出します。また、御神崎の沖合一帯は海底がおだやかでサンゴ礁もよく発達しています。
灯台からの眺めは、360度で、夕陽の美しいポイントです。

 

平久保崎(ひらくぼざき)

 島の最北端にある岬で、青い空と紺碧の海を背景にして岬の先に建つ白い灯台と海に浮かぶ緑の小島が印象的な風景です。天気が良ければ多良間島を見ることもできます。青い海が目に焼き付いて吸い込まれてしまいそうです。

底地ビーチ
 パウダーサンドの真白いビーチと、はてしなく透きとおる遠浅の海がすばらしい色彩のコントラストを見せています。周りが珊瑚礁のリーフに囲まれているため波はほとんどなく、おだやかなビーチです。モクマオが波打ち際まで茂って心地よい木陰を作っていて、そこでポーッと見ているだけで時間のたつのを忘れます。“日本一早い海開き”の舞台でもあります。シャワー、トイレなどの設備も整っています。











白保海岸
   豊かな生命を育む、石垣島のサンゴ礁群の中でも、世界最大級と言われるアオサンゴの大群落を擁した白保の海は、世界的にも貴重な自然が残る場所です。その美しさでも世界一とも言われるほどの海域です。

 

アンガマ
  八重山の旧盆行事で、仮面・仮装の集団が、呼ばれた家々をまわって歌や踊りを披露したり、フルザンマイ(笑わすしぐさ)をして座を沸かせます。翁(ウシュマイ)と媼嫗(ンミー)のアンガマの仮面をつけた2人を先頭に、クバ花笠に覆面をした20人前後の一行が続きます。翁と媼嫗は、あの世の先祖たちの様子を伝えるためにやってきた精霊で、観衆からのあの世と浮世に関する質問に、裏声を使ってコミカルに答えます。家から家へは、音曲を奏でながら移動し、アンガマは、ホーイホーイと奇声を張り上げます。

  

                                    
                                                獅子舞

                        石垣市
         初めて石垣を訪れる人は必ず着陸時に驚くに違いありません。石垣空港に着陸する時、しっかり心の準備をしましょう。滑走路が短いため、着陸したとたん思いっきりブレーキをかけるので、身体が前につんのめりそうになります。それくらいハードランディングなのです。機内中がどよめきます。反対に離陸の時は急加速、急上昇するので、ぼーっとすわっていると、前席の背もたれに頭をぶつけるかもしれません。
 
                           夕陽
  
                        離島桟橋 
 八つの島からなる八重山の玄関口である石垣港離島桟橋は、これらの離島に渡る人でいつも賑わっています。港の海の色が空のように青いのに驚かされます。


観音崎
 
島の南西側にあり、ここからは竹富島・西表島・小浜島が見渡せます。一帯は岩場になっていますが、遊歩道も整備されていますので安心して景色を楽しめます。