伊江島

   沖縄本島北部の本部半島の北西9qにある、だ円形状の島です。東西8.4q、南北3q、北海岸は高さ約60mの断崖絶壁が続き、南海岸は緩い傾斜となり、そのほとんどが白い砂浜になっていて、遠浅の海がエメラルドグリーンの輝きをみせています。島の東側は白砂が1km続く美しい伊江ビーチがあり、モクマオウの林の中はキャンプ場、宿泊施設などを備えた伊江村青少年旅行村があります。島の中央東寄りに唯一の山、古生代チャートの城山(グスクヤマ)標高172mがそびえ立っています。伊江島のシンボル「伊江島タッチュー」で、島より7千年も古く、世界でも珍しいオフスクレープ現象(古い岩盤が新らしい岩盤に潜りこむ中で一部が剥がれて新しい岩盤の上に乗る現象)によって形づくられたそうです。
  この現象が実際に見られるのは、世界でも伊江島しか存在しないそうです。鳥帽子を思わせる独特な形で、古くから近海を航行する船が目印にしているそうです。また、航海の安全と健康、豊作を祈願する城山御嶽があります。山麓から海岸にかけては耕地が広がり、落花生、サトウキビ、葉たばこ、花き、野菜、果樹、肉用牛、乳用牛等の産業が盛んです。特産品のピーナッツは、土産品として観光客に人気です。
  スノーケリング、ダイビング、釣りなどマリンスポーツ・レジャーを心ゆくまで楽しめる島です。島の南西側に広がるリーフは遠浅でサンゴの状態も良く、スノーケリングのベストポイントです。釣りのポイントとしては、北側は荒磯が続いていて、カツオやグレのポイントになっています。東側の砂浜はタマンやヤマトビーの好ポイントで、港内はチヌやカーエーのポイント、運が良ければ大型ガーラも釣れます。南西側のリーフはタマン・ガーラ・ヤマトビー・シロイカのポイントと、島中ポイントだらけです。