船浮

  船浮に行って来ました。船浮集落は、西表島の最西端に位置する集落で、奥西表とも呼ばれる人口約50名の静かな集落です。 向かいの白浜集落からは約4q離れていますが、山が険しいため道路が整備されていません。 このため、西表島内にありながら、船が集落までを結ぶ唯一の交通手段です。集落のはずれには、イダの浜という静かなビーチがあり、のんびり、まったりした雰囲気が流れていました。
 湖のような船浮湾と、取り囲む山々に抱かれた船浮集落は、とても静かな集落で、「離島の中の陸の孤島」として独特の雰囲気があります。 西表島でも他の地区とは異なる風情のある集落であるとともに、国指定天然記念物イリオモテヤマネコ発見の地としても知られるところです。港と小中学校の中程に位置する広場には、かまどまの碑があります。「かまどま」とは、かつて船浮に住んでいた絶世の美女のことで、彼女と船浮に赴任した役人との恋物語は、民謡「殿様節」にも謡われています。
 船浮湾は天然の良港として、第二次世界大戦では日本軍の船浮要塞が建設され、それらの遺跡等もいくつか残っています。戦後は国際避難港に指定されており、さらには、黒真珠の養殖場としても有名です。

 また、ミズウチ川の奥にある水落の滝へも行きました。滝が直接海へ落ちているのは珍しいのだそうです。

    
船浮集落                                      船着き場

     
船浮集落

          
かまどまの碑                             トンネル

     
イダの浜

     
コウトウシュウカイドウ

     
上の川(ウイヌカー)                                      マングローブ

          
水落の滝