西表島通信

 

2010年6月3〜5日

 6月3日〜5日、約2年ぶりに西表島の原生林へ行って来ました。1日目の夕方西表島に着き、まず、ゴバンノアシの様子を見に行きました。雨雲が幸いしたのか、日暮れ前なのに開花し始めていました。
 2日目は、アサガオガラクサの開花を見て、西表島西部からジャングルに入りました。入ってすぐ、意外にもコンジキヤガラがあちこちで咲き出していました。森の中では、ヤエヤマノボタン、ヤエヤマコンテリギ、シマイワカガミの花が開花し、白リュウキュウの花が咲き出しているのが見つかりました。また、エクボサイシン、サクララン、シシアクチ、マルヤマシュウカイドウ、ヒメショウジョウバカマ、コウトウシュウカイドウ、コミノクロツグ、ヤエヤマコンテリギ、ハチジョウシュスラン、カゴメラン、レンギョウエビネ、タイワンエビネ、ツルラン、チケイラン、トクサラン、カシノキラン、リュウキュウセッコクといった植物やシダの仲間が沢山ありました。林道沿いでは、ナリヤラン、ノボタン、コウトウシランがよく咲いていました。また、天然記念物のセマルハコガメとリュウキュウイノシシの親子に出会いました。
   山から下りて、宿泊先である白浜集落の「金城旅館」へ着くと、女将さんが、近くの山で採れたヒカゲヘゴ、オオタニワタリの新芽サラダ、目の前の海で獲れたクチナジのホイル焼き、刺身、海藻サラダ、貝のみそ汁と至れり尽くせり、地産地消のご馳走でもてなしてくれました。
  3日目は、早朝から船をチャーターして、川を遡りました。いかにも秘境といった雰囲気の場所で下船し、渓流沿いに歩いていくと、コウトウシュウカイドウ、マルヤマシュウカイドウ、ナガバイナモリ、ヤエヤマスミレ、サクララン、ヤエヤマノボタン、ヒメタムラソウ、イリオモテソウ、イリオモテイワタバコ、ミズビワソウ、タイワンヤマツツジといった花たちを見ることが出来ました。また、リュウキュウイナモリ、チャボイナモリ、ヒメショウジョウバカマ、タイワンサギゴケ、ヤエヤマカンアオイに出会いました。今回の山歩きの案内を快く引き受けて下さったKさん、Tさんに感謝します。ありがとうございました。

  
ゴバンノアシ

  
ヤエヤマハマナツメ

  
モダマ                                         ヒメモダマ

  
アサガオガラクサ

      
コンジキヤガラ

  
シマソケイ                                  ツルアダン

  
ナリヤラン

  
ナガバコバンモチ                              ヤブレガサウラボシ

  
オオコウモリシダ                                  ハチジョウシュスラン

  
リュウキュウセッコク                                  シロリュウキュウ

  
タイワンエビネ                               ヤエヤマコンテリギ

  
シマイワカガミ                                  シコウラン

  
キンバイザサ                                   ニンドウバヤドリギ

  
セマルハコガメ                               リュウキュウイノシシ

  
ヤエヤマギョクシンカ                                 リュウキュウコマツナギ

  
ハテルマギリ

  
秘境へ

  
秘境へ

     
ヤエヤマノボタン                      マルヤマシュウカイドウ

  
キノコ

     
タイワンヤマツツジ                                滝

  
イリオモテイワタバコ

  
ヤエヤマスミレ

  
ミズビワソウ                                    イリオモテソウ

     
ナンバンギセル白花