西表島通信

 

2008年11月12〜15日

  11月12日〜15日に西表島の原生林へ行って来ました。1日目は、午後からでしたので、林道周辺を観察してから宿泊先である白浜集落の「金城旅館」へ着きました。夕食は、近くの山で採れたオオタニワタリやヒカゲヘゴの新芽サラダ、目の前の海で採れたアカマチの刺身とバター焼き、海藻サラダ、アサリのみそ汁と、地産地消の料理でもてなしてくれました。
  2日目は、古見岳の急勾配の山と谷間を歩き、何度も渓流を横切り、林道からはずれてタイワンエビネを探し回りました。森の中は蒸し暑く、熱中症状態で歩いていました。ようやく今回の旅、最大の目的、タイワンエビネが目の前にきれいな黄色い花をどっさり付けて開花した状態で現れたときには、疲れも吹っ飛びました。森の中では、真っ白いイリオモテソウの花があちらこちらで可憐な花を咲かせていました。また、ハチジョウシュスラン、サクララン、マルヤマシュウカイドウ、コウトウシュウカイドウ、ヒメショウジョウバカマ、季節はずれのイリオモテヒメランが開花していました。
   3日目は、大富林道の横断道から入り、途中から林道をはずれて原生林へ入りました。そこでも、タイワンエビネが十数株満開状態で待っていてくれました。また、水の滴る崖にオオクサアジサイがビッシリと付いて、開花していました。そして夜は、サガリバナの仲間ゴバンノアシの開花を見に行きました。
  4日目は、渓流の大岩を幾つも超えてたどり着いた崖に、タイワンホトトギスがちょうど満開でした。また、コウシュンカズラ、ツタノハヒルガオ、テリハノギクといった花たちに出会うことが出来ました。4日間歩き続けて、体は疲れましたが、天候にも恵まれて大変収穫の多い旅でした。

  
ナンゴクデンジソウ                                   古木

  
ハチジョウシュスラン

    
マルバルリミノキ                              イナバラン

  
ヒメショウジョウバカマ

  
モノドラカンアオイ                                イリオモテソウ

  
イリオモテヒメラン                               テリハノギク

    
タイワンエビネ

    
タイワンエビネ

  
タイワンエビネ

  
タイワンエビネ

    
山                                         滝

     


    
滝                             ヨウラクヒバ

  
サクララン                                 ヤエヤマスミレ

  
ゴバンノアシ

  
タイワンホトトギス

  
タイワンホトトギス                                シマサルナシ

  
オオクサアジサイ

  
イボタクサギ                                   イソフジ

  
海岸                                       ヤエヤマヒルギ

  
ショウベンノキ                                  ムラサキムカシヨモギ

  
ツタノハヒルガオ