2008年5月25〜26日
5月25日〜26日、約1年ぶりに西表島の原生林へ行って来ました。1日目は、大富林道から西表島横断道の最深部まで往復しました。林道に入ってすぐ、天然記念物のカンムリワシとセマルハコガメに出会いました。林道沿いでは、ヤンバルセンニンソウ、ノボタン、コウトウシランがよく咲いていました。森の中は、ツルアダンの花があちらこちらで開花し、特有の黒砂糖のような甘い香りを森中に放っていました。また、エクボサイシン、サクララン、シシアクチ、マルヤマシュウカイドウ、ヒメショウジョウバカマ、コウトウシュウカイドウ、コミノクロツグ、ヤエヤマコンテリギ、ヒサカキサザンカ、ヤエヤマスミレが開花していました。そして、ハチジョウシュスラン、カゴメラン、レンギョウエビネ、タイワンエビネ、ツルラン、オナガエビネ、チケイラン、トクサラン、カシノキラン、リュウキュウセッコクといった野生蘭が沢山見つかりました。開花時期に訪れたいものです。また、滅多に出会えない美味しいシロキクラゲが見つかりました。 山から下りて、宿泊先である白浜集落の「金城旅館」へ着くと、女将さんが私の誕生日を覚えていてくれて、夕食時に1日早い誕生パーテイーを盛大に開いてくれました。手作りのケーキ、近くの山で採れたオオタニワタリの新芽サラダ、ツルアダンの花芽、目の前の海で採れたクチナジのホイル焼き、刺身、海藻サラダ、貝のみそ汁と至れり尽くせりのご馳走でもてなしてくれて、「なだそうそう」の誕生会でした。女将さんに感謝です。 2日目は、早朝から船をチャーターして、川を遡りました。朝もやの中、いかにも秘境といった雰囲気の場所で下船すると、周りにチヌの群が沢山寄ってきました。釣り好きの私は、腕がむずむずしました。渓流沿いに歩いていくと、コウトウシュウカイドウ、マルヤマシュウカイドウ、ナガバイナモリ、ヒメショウジョウバカマ、ヒメタムラソウ、イリオモテソウ、タイワンサギゴケ、ヤエヤマスミレ、サクララン、サキシマツツジといった花たちに出会うことが出来ました。また、リュウキュウイナモリ、チャボイナモリ、ヤエヤマノボタン、蕾の上がったイリオモテムヨウランの群落に出会いました(花が見たかった)。帰路、船頭さんの計らいで、港近くの岩場にあるイリオモテトンボソウを見ることが出来ました。今回の山歩きの案内を快く引き受けて下さったKさん、Mさんに感謝します。ありがとうございました。 |