2007年8月31〜9月3日
8月31日〜9月3日、半年ぶりに西表島の原生林へ自然観察に行って来ました。1日目は、海岸や林道沿いの植物を中心に撮影をしました。2日目は、早朝から船をチャーターして、川を遡りました。朝霧の中、いかにも秘境といった雰囲気の場所で下船して、渓流沿いに歩いていくと、前回発見して気がかりになっていたハガクレナガミランが、かわいそうな状態で見つかりました。折れた枯れ木に着生していたのを偶然見つけたものの、このままでは枯死してしまうのではないかと思っていましたが、やはり半数は枯死していました。その残りの株は、付近の生きた樹木へ移植しておき、地元の方に観察してもらうことにしました。港へ戻ってから、日没までまだ時間があったので、近くの林道を観察していると、イリオモテヒメランやホザキヒメランの満開状態の開花株に出会いました。 3日目は、観光船を通常より1時間早く出してもらって、川添いのルートを上流へ向かいました。観光コースにもなっているマリユドウの滝やカンピレーの滝を横目に見ながら、更に上流部へ進むと、渓流沿いに、コウトウシュウカイドウ、チャボイナモリ、ツルラン、タイワンヤマツツジ、シマイワカガミ、マルヤマシュウカイドウ、ヒメショウジョウバカマ、サクララン、ミミカキグサ、コウトウシラン、といった花たちに出会うことが出来ました。 |